2010年09月07日

存在価値。

  
昨日、母とちょっとした口論になった。

母は、人に対して何かを「してあげる」ことに

喜びを感じているところがある。

ただ、行き過ぎると「おせっかい」になってしまうこともある。

本人が「考え」「行動」する前に、「こうするといい」

と自らやってしまう。

それに対し、相手の「感謝」が見えないと腹を立てる。

「せっかく、やってあげたのに!」と。


相手がお願いしてきて「やる」ならまだしも

相手の「考える」「行動する」という重要な部分を

先回りしてやってしまうことにより、

「学ぶ」ことができず、「感謝」の気持ちすら起こらない。

「勝手にやっただけじゃん」と。


これについては、前から母に話しをしてるのだけど

その時、母はこう言って涙を流した。

「誰かのために何かをしていないと、自分の存在価値がなくなる。
 自分は必要とされてないと思うと、生きてる意味がない。」と。


存在価値。

その時は、「そんなことないよ」くらいしか

言えなかったと思うけど

いつも元気な「母」が、小さく弱々しく見えた瞬間だった。

      



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Posted by yuki  at 08:23 │Comments(4)ちょっとした。

この記事へのコメント
「誰かのために何かをしていないと、自分の存在価値がなくなる。
 自分は必要とされてないと思うと、生きてる意味がない。」

なんでしょうね。お母さん必要とされていないはずはないのにね。でもそう思い込んでしまうのって、お母さん何か心にあるのかな。

聖書に「マルタとマリアの姉妹」って話があります。マルタはイエスのためにあれこれもてなしをしようとする。一方アリアは黙ってイエスの足もとで話を聴いている。そのうちマルタがイエスに「妹になんとか言ってやってください」と苛立ちます。するとイエスが「マルタ、あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。しかし、必要なことはただひとつだけである。マリアは良い方を選んだ。それを取り上げてはならない」と答えます。

イエスはマルタの「他者へのもてなしの心」を否定したのではないでしょう。ただ、マルタの行為が「人のため」のものではなく「自分自身の心を満たすため」のものになっていたことを指摘したのではないかと思います。人のための奉仕ができなくたって、それは全然悪いことなんかじゃないんだよ、ってコトなのでしょうか。

お母さんの誰かのための働きはとても尊いものだと思います。そりゃいつも上手くいくとは限らないかもしれないけど。でも、いつかは肉体の衰えと共にそれも出来なくなる。そうしたらお母さんは価値のない存在でしょうか?そんなことはないでしょう。

私は人とは生まれてきたそれだけでかげかえのない存在だと思います。何ができるか、出来ないか、で価値が決まるのは人間の視野でしかないと思います。

お母さんはどこかで満たされない部分があるのでしょうか。必要とされているからこそ生まれてきたのだし、今も生かされていると思うのだけれど。
Posted by kanegon at 2010年09月07日 11:12
こんな難しいテーマにコメントをありがとうございますw

とても分かりやすいです。その通りだと思います。
母は「自分自身の心を満たすため」に、そういった行動をしているように思います。「ありがとう!助かった!」「あなたがやってくれなかったら…」などの言葉をもらい、満たされる。

ある意味「評価」と同じなんだと思います。

kanegonさんのいうように、母には満たされていない部分があります。
伴侶である「父」から、ただ必要とされたいんだと思います…。

わたしたち姉妹にとっては、かけがえのない「お母さん」ですからね♪

ありがとうございました!
Posted by yukiyuki at 2010年09月07日 11:34
yukiさん
こちらこそ、なんだか読み返してみるとエラそうなコメントですね。すみませんです。僕はyukiさんのお母さんにお会いしたことはないですけど、世話焼きなトコロがなんとなくうちのオフクロに似ているような…って気がしたのですわ。

yukiさんのご両親の間柄は僕にはわからないけれど・・・でも・・・うーん・・・yukiさんの日記を読んでいると「これだけの言葉を紡ぎだせる娘さんを育てたご夫妻ってどういう方なのかな」って、思います。

上手く言えないですが、それが感想です。
Posted by kanegonkanegon at 2010年09月07日 23:29
kanegonさん★
いえいえ…いたって普通の父と母ですw
わたしだって、そんなたいそうな人間ではありません…
でも、ありがとうございます!
Posted by yuki at 2010年09月08日 06:56
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