2017年03月11日
『食は愛・食は命』
わたしが所属する女性だけの奉仕団体「豊橋ベンチャークラブ」にて
会員交流や勉強を目的とした外部講師による「卓話」を開催しました。

講師は、食育インストラクターの朝倉ひとみさん。
表題に掲げた『食は愛・食は命』というテーマで
保育園や小学校のお母さんに向けて講演などを行っている方です。

わたしたちは「何のために食事をしているか」と聞かれると
お腹がすくから!と答えてしまいそうですが
それには3つあります。
1:生きていくため
2:成長するため
3:病気を予防するため
そして、最近では「行事食」という
日本文化の食が希薄化してきていると言われました。
とある、講演の場で子どもたちに
「お正月に何を食べましたか?」と聞いたそうです。
するとその答えが「パンと珈琲」とか
「マクドナルド」と言った声があったそうです。
また、最近多い3つの「こしょく」について話されました。
1 「固食」…好きなものばかりを食べる食事→栄養の偏り、味覚の弊害
2 「個食」…みんなバラバラのものを食べる→外食、わがまま
3 「孤食」…ひとりきりの食事→マナーの低下、コミュニケーション不足
こういった食事により
マナーが身に付かず、「食の命」がわからない、
作ってくれた人の「食の愛」が伝わらず
人の命や、自分の命を大切にしない子どもが育ってしまう
危険性を孕んでいるそうです。
逆に言えば、そのようなコミュニケーションのある「食卓」を囲んで
食事をとっている子どもは、「安心感」「落ち着き」「やすらぎ」の
気持ちを感じ、気持ちが穏やかになるそうです。
この話しについては、すごく共感できました。
わたしも娘が小学校高学年〜中学生の2年間、仕事で
娘より早く出勤するため、朝食だけ準備し
ひとりで食べさせている時がありました。
おかげで心が通いあわず、グレて大変な時期がありました。
それからというもの、毎朝 朝食は「ご飯」にして
毎朝手作りのあたたかい食事を作り、
一緒に話しをしながら30〜40分かけて食べるということを
するようになってから、娘は落ち着き
「朝ごはんの時間が大好き!」とまで言うようになりました。
忙しい現代ですが、ちょっとした配慮や工夫で
美味しく楽しい「食事じかん」をつくれるのではないかなと
あらためて考えさせられました
