2017年01月13日
「顧客」でなく「個客」対応。
最近の感動したできごと。
いきつけの銀行、いわゆる取引銀行の
窓口の女性スタッフのはなし。
しごとを始めてからずっとお世話になっている銀行なので
16年のお付き合い。
ただ、窓口の女性スタッフは、フレッシュローテーションや
結婚退職などで、数年で新顔が登場する。
ここの銀行は、地域銀行でもあるので、昔から対応がとても好きだ。
笑顔で対応、親身に対応、分かりやすく説明してくれる など。
ただそれは、わたしたち「顧客」にとってはあたりまえのことであり
そうではないところは「対応の悪い店舗」というだけのことになる。
ところが、ここ最近、そのいきつけの銀行にツワモノが登場した。
少し前のこと、いつものように番号札を取り順番を待つ。
↓
自分の番になり、「お願いします」と用件を出す。
↓
「お待ちください」と待たされる。
↓
手続き完了のため、再度呼ばれる。
その時に彼女はこう言った。
「今日の指輪、ステキですね!」
わたしは、まったく予想外の「声がけ」にドキッとし
初めて彼女の顔をまじまじと見た。
ものすごく気恥ずかしい気持ちと嬉しい気持ちで「ありがとうございます」と伝えた。
その日一日、嬉しい気持ちだったのを覚えている。
何がすごいって、「今日の指輪」ということは
いつもしていない「指輪」だと気づいたというところ。
そして、昨日のこと。
あまり意識していなかったのですが、対応してくれたのが
またその女性スタッフだった(ようだ)。
手続き完了の窓口にいくと
「今日はこれからどこかにお出掛けですか?」と声をかけてきた。
またの不意打ちにドキッとした。
というのも、いつもの服装とイメージが違っていたからだ。
(いつもはたいてい自転車で行くのでカジュアルウェアです)
「いつもと雰囲気が違いますか?会合の帰りなんです。」と伝えた。
そして、とてもいい気持ちで銀行を後にした。
たいてい、手続き完了の際に話しかけられることは
「今コレコレのキャンペーン中なんですがいかがですか?」というような
マニュアル通りの「顧客営業」ですが
彼女は、顧客ではなく、顧客の中の「個人」を認め
よく観察し、そしてニクイ(嬉しい)声がけをしてくれる。
すごい人だ!
その一瞬でわたしはファンになりました
写真は、会合でいただいた豊橋名物「なめし田楽」。