2017年11月01日
読書「家守綺譚」
先日読んだ 梨木香歩著「西の魔女が死んだ」から
梨木ワールドに惹かれ
2冊の梨木作品を購入。
そのうちの一冊「家守綺譚(いえもりきたん)」。

とにかく面白い。
本といえば、ハラハラドキドキとか
この先そうなるんだろうとか
ストーリー展開に面白さを感じることが多いけど
これは、そういう面白さではなく。
平凡そうに思える日々の些細な発見や
季節を感じる植物の声、風の音 など
ファンタジーと言っては軽すぎて、
情感が繊細で、想像力が豊かで
適切な言葉が見つかりませんが
温かくて癒される、そしてユーモアがある
そんな小説です。
この作家さんは、ものすごく素敵な人なんだと思います。
とにかく、そんな温かい小説なんです。