2019年02月25日
鶏舎見学とたまごの実情。
先週末、甥っ子を連れて
田原市赤羽根町の「宮本養鶏場」へ鶏舎見学に行きました。
「なごみたまご」というブランド卵を作っています。
このたまごの特徴は「鶏の飼い方」にあります。
光や風が入り込む心地よい「平飼い」飼育です。

とにかく鶏が筋肉ムキムキで元気がいい。

砂遊びをする「庭」や、「止まり木」もあります。

写真はおやつのキャベツを食べているところですが
エサもこだわっており
体に害のあるものは徹底的に排除した、無農薬野菜などです。

こちらでは「卵取り体験」を実施しており、甥っ子も体験させてもらいました。
ここに来る前に「なごみたまご」を食べてきましたが
とにかく、殻が硬い!
そして白身に弾力がある。
目玉焼きにすると肉厚で、なかなか火が通りません。
スープに溶き卵すると、鮮やかな黄色が眩しいです。
そしてとても美味しい。
……………………
変わって、平飼いではない「量産」の鶏舎も見学しました。
まず、入って一番感じたのは「匂い」。
正直とってもクサイです。
平飼い鶏舎では、ほとんど匂いませんでした。

鶏たちは、何段も積み上げられた柵の中に一羽ずつ入れられているかと思いきや
1枠に2〜3羽も入れられていました。
歩くことはもちろん、羽ばたくこともできず
立ったり座ったりしかできずに、卵を産み続け一生を終えるそうです。

見るからに病弱なその姿は、柵に擦れてなのか
羽はハゲており、ツヤがありません。
正直かわいそうすぎて見ていられませんでした…。
「量産」を目的としているので、エサやり、水やり、卵取りは
全て全自動。
産業動物として割り切るしか、ないのかもしれません。
「こんなひどい飼い方!」と思うのですが
これが、ほとんどの鶏舎の実情なんです。
単価を安くしようとすれば、仕方ないのかもしれません。
スーパーで売っている「たまご」
安いものでは10個入りで200円しないものもあります。
私が見た後者の「たまご」は、これでも300円くらいの
高級な食材を売っているお店で販売しているたまごなんです。
ということは、スーパーの安売り卵は
一体どんな環境で作られているのか、考えるだけでも怖くなります。
先に紹介した平飼いの「なごみたまご」
1個あたり50円〜80円します。
これを高いと思うか、妥当と思うか
それは、この価値を知った人にしか分からないでしょうね。
たまごの実情を目の当たりにして
「知らないって怖いな」ってつくづく思い知らされました。
気になる方は、ぜひ鶏舎見学&卵取り体験に行ってみてください

→なごみたまご