2014年04月25日
心因性視力障害からの克服。

娘が、学校から 視力検査の結果を持ち帰ってきた。
両目共に「A」 やっと…!!
長かった「心因性視力障害」から克服ができたのだ
と感慨深いものがありました。
………………………
小学校にあがると 学校の視力検査で
初めて子供の「視力」を知ることになります。
1年生の時、視力検査の結果は両目共に「C」でした。
「C」とは0.3〜0.6です。 眼科の受診が必要です。
普段、目が見えにくい仕草や行動はなく「見えてなかったのか!」と
正直 衝撃でした。
眼科で検査をしました。
先生の言ったことは「メガネをかけてもどちらでもいいよ」
という、なんとも判断に困る結果でした。
要は、かけるかかけないかの微妙なラインということ。
なんとなくメガネをこんな早くからかけさせたくなかったのと
対応に少し違和感を感じたので
もう1件 別の眼科を受診しました。
近所にある「名医」と言われているクリニックです。
同じような検査を一通りした後、
先生から私だけ別室に呼ばれました。
「お子さんは、心因性視力障害です。」と。
お子さんはメガネに憧れていますか?
お母さんは、仕事が忙しいですか?
娘さんにかまってあげてますか?
娘さんとスキンシップしてますか?
どれをとっても質問の内容は「原因は私にある」という感じでした。
その場で泣き崩れそうでした。
「1ヶ月時間を取りますので、その間に娘さんとしっかり向き合ってみてください。
時間が取れなくても 短い時間でも話しを聞いてみてください。
原因さえ分かれば 通常、数ヶ月で治ります。頑張ってください。」と。
そして、目が見えるようになる薬という騙しの「ビタミン点眼」を
処方していただきました。
1ヶ月という短い期間に、いったい何ができるんだろう?
頑張ったつもりの1ヶ月後、
わたしは怖くて 再診に行く勇気がありませんでした…。
学校では、一番前の席に座らせてもらえるようにしてもらいました。
【心因性視力障害】とは、本当は視力は正常なのに
心の何かが邪魔をして 目を見えなくさせているのだそうです。
本人が意識してやっているワケではなく、無意識に見えないんです。
本来見えない人は、度の入ったレンズを入れていくと視力があがっていくのだけど
心因性視力障害だと、どんなに強いレンズを入れても見えないのだそうです。
………………………
そして、2年生になり また 同じく「C」でした。
3年生、4年生も 5年生も 同じです。もう受診もしなくなりました。
娘は こころに何かを抱えているようです。
6年生もまた「B」と「C」をもらってきました。
わたしは仕事で知り合った別の「眼科」の先生に恥ずかしながら
今までのいきさつを全て話し、どうしたらいいかと相談しました。
「受診させてください」ということで伺うことにしました。
視力検査中に
「さっきより少し見えるレンズを入れるよ〜」と言ってレンズを入れると見えるそうです。
実は、どのレンズも度が入っていない同じレンズだったのですが
看護婦さんのいう通りに、少しずつ見えるようになっていきます。
最終的には、視力が1.2まであがっていきました。
先生の提案としては
①目の見えるようになる「目薬」…ただのビタミン目薬を
「頑張って毎日させば見えるようになるよ!」と、お母さんと一緒に頑張る。
②度の入っていないメガネをかけさせる。
でした。
あとは、やはり一番大切なのは
前回の眼科の先生と同じく「娘に心を寄せる」ということでした。
………………………
それからは、娘のいろんな困りごとや相談に対しても
真剣に考え 一緒に乗り越えました。
スキンシップをするようにしました。
少しずつ、娘との心の距離感を近づけるように努力しました。
お陰で、中学1年生の 視力検査は「A」と「B」でした。
ビックリしました。娘は 病気のことはまったく知らないので
わたしが「良かったね〜」と泣きそうになりながら言うと
嬉しそうに笑って「見えるようになるんだね!目薬の成果だね。」と言いました。
そして今回の「A」「A」。
原因はなんだったのかって
やはり 私の「愛情不足」だったんです。
「褒める」「認める」「面倒くさがらない」「向き合う」
「大好きって言う」「触る」「抱きしめる」…
こういうことがどれだけ大切なのか、思い知らされました

主人にこの記事を読んで聞かせながら、最後涙が出てきました。
愛のパワーってすごいですね。
うちの次男も小さい頃よく寝る前に足が痛いと言っていました。
甘えたいんだな、スキンシップとりなさいってことなんだな、と足をさすってあげるとすぐに治りました。
その時のことを思い出しました。
朝からいい記事をありがとうございました。
子供たちの声に耳を傾け、スキンシップをいっぱいとりたいと思います。
おはようございます。コメントありがとうございます。
私自身、母親から 褒められたり、抱きしめられたりしたことが
ほとんどありませんでした。
だから、最初は勇気が入りましたね(笑)
「愛情」は表現しないと伝わりませんね。
これからも頑張ります!
心因性視力障害、初めて知りました。やっぱりココロとカラダはつながってますよね。実は娘も急激に視力が落ちメガネを作りましたが、最初はキツイと言っていた度だったのに気づくとかけても意味がないほど視力がでなくなっています。
ずっと心に何か抱えているのは感じているのです。でも抱え込んでしまう性格なのかグチもこぼさない話してくれない、聞くとほってといてくれと。。そうは言ってても寂しいのでは?とアプローチ何度もしてもやっぱり出て行けと。これ以上どう近づけばいいのか分からなく家庭内で孤立している彼女をただただ見守るばかり・・・スキンシップ、難しいです。周りからは思春期だもん反抗期そんなもんだよーって言われますが、ここまで変わる?というほど家族としゃべらないのです。
書かれているコメントを読みドキっとしました。私も、父や母に褒められたり抱きしめられたりということなく育ちました。頑張ってみるものの拒絶されるとどうしたらいいのか分からないのです。お嬢さんともそんな感じだったのでしょうか?
もし差支えなかったら、眼科医さん教えて頂けませんか。娘の視力、低下低迷しています。
コメントをありがとうございます。
デリケートな内容なので、直接メッセージを送ろうと思いましたが、メッセージ登録がされていなかったので、失礼ですがこちらに書かせていただきます。
子供って親の悩みや状況を感じ取り、しっかりと「問題」としてあらわしてくれます。今回の「目」もそうです。 向き合うのが怖くて小学校の間は眼科の受診もしなくなりました。わたしが、娘から逃げてたんだと思います。中学に入った頃、学校の先生や警察にもお世話になるような問題を起こしました。わたしは今まで、娘に手を上げることができなかったのですが、初めて娘をひっぱたきました。ふたりして泣きわめきながら取っ組み合いでした。そのあと抱きしめました。
それ以来、彼女は変わりました。
書いたように、わたしの親は愛情表現の苦手な親だったと思います。わたしは次女ということもあり、ほったらかしでした。だから、すべて自分でやらなきゃ!と思ってきたし、褒められると「気持ち悪い」と腹立たしくさえ思いました。
自分の育ってきた環境が、今 自分を苦しめることになろうとは思っても見なかったことです。 まずは、自分の抱えている「気持ち」に向き合うことが大切かも知れません。
クリニックは「武内眼科クリニック」さんが名医といわれるクリニックです。 その後、相談して対応してくださったクリニックは「豊橋南藤井眼科クリニック」さんです。とても優しく親身に相談にのってくださる先生です。
人生、一生勉強ですね!
おたがいに頑張っていきましょうね〜。
眼科の先生から あなたの愛情不足ですとハッキリ言われ 何かが崩れて行く思いをしました。
すぐ治るよと言われたものの今年中1になり今も現状変わらずです。
検査に怖くていけない気持ち 痛いほどわかります (>_<)
でも 克服された方がいる!という事実は 私にとって すごく心を救われました。
勇気を持ってまた検査に行こう!という 気持ちになりました! ありがとうございます
コメントをありがとうございます。
辛いですよね。「何で治らないの?」って自分を責めちゃいますよね。
検査には行かなくてもイイと思います。
多分、同じことを言われるだけで、余計に気持ちが落ち込みます。
女の子でしょうか?
うちは中2で「非行」というカタチで、心の闇をぶちまけてくれたので
ある意味わかりやすかったです。家族でも話し合ったし、娘が安心できる
環境づくりをして、少しずつ変わっていきました。
女の子は「中2」が一つのターニングポイントかなと思っています。
大丈夫です、頑張ってください(^ ^)
鬼のように怒ってしまう自分にも反省 …
気づけて、少しずつでも変えていければ
少しずつ変わってくると思います(^ ^)
うちの子 治りましたよ
戻らない過去に対して泣いたり悔やんだりしてもどうにもなりません。
見えない先のことに不安になって心配しあれこれ悩んでもそれは想像の域でしかありません
親が不安定だと子供に悪影響しか及ぼしません
って自分がそうだったんですけど(笑)
落ち込んでるより出来ることがあります。
よくなった人がいるのだから
治ることを信じて
いま自分に出来ることに集中しましょう。
同じ状態はつづかないのですから。
fightですよ!
コメントをありがとうございます。
「親が不安定だと子供に悪影響しか及ぼしません」って
本当にそうですよね。私もそうでした。
あれから4年経ちますが、私が安定しているせいか
娘も安心して、楽しく高校生活を送っています(^ ^)
ありがとうございます!