2017年10月23日
西の魔女が死んだ。
沖縄から帰ってきたギャップなのか
日々の忙しさからの、思うようにいかない苛立ちなのか
天気も気分に輪にかけて
この週末は悶々としていた。
こんな時は、自転車に乗って風を切ったり
岩屋山に登って、ちっぽけな自分を感じながら走ったりしたいところだけど
悪天候でそういうワケにもいかない。
何か本でも読もうかなと、本棚を物色。
(ほとんどの本にカバーがかけてあるので開かないと何の本だかわからない)
比較的ペラペラな本を抜き出すと
読んだことのない「西の魔女が死んだ」だった。

この本は、中学生向けの読書感想文の課題図書になっていて
確か、娘が中学生の頃、読書感想文用に買ってあげたものだ。
娘が「とても良い本だからママも読みん。」と貸してくれたものだった。
文字が大きく文量も少なく読みやすい。
2時間もかからず読み終えてしまった。
この本は、とても良い本だった。
あらゆる場面で、西の魔女(祖母)の心の温かさに触れ
13歳の少女の心の葛藤が切なく
私は涙が止まらなくなるほど号泣してしまった。
ちょうどそんな時に 娘が部屋に入ってくるものだから
娘はギョっとした顔で「何泣いてんの!?」と。
私が本を見せると「そんな懐かしい本読んどるの!それってそんなに泣ける本だっけ?」

2008年には映画になっていたみたいですね。
何だか、思い切り泣いたので
晴れ晴れとすっきりとした気分になりました。
秋の夜長、ジャズを聴きながら読書なんていかが
