2018年10月18日

ビジネスパークの思い出。

   

昨日は、ビジネスパークの説明会がありました。

かれこれ、2014年から講師をさせていただいているので

説明会には、ここ最近ずっと出ていなかったのですが

久しぶりに参加すると、

「初心忘るべからず」とあるように

このイベントの「主旨」「目的」を改めて

落とし込むことができました。





「ビジネスパーク」と言えば、2014年、娘が中学2年の秋

知人のススメで、初めて参加させていただきました。



その頃の娘は、いわゆる反抗期で

部活内でのトラブルから、心因性の頭痛で部活に行けなくなり

家出、警察沙汰、心療内科通いという大変な時期でした。




藁にもすがる思いで、名古屋の心理学の先生に相談に行ったら

「心療内科は意味がない」と言われ

確かに、心療内科に通えば通うほど

娘の状態は悪くなり、授業中に飛び出したり

突然泣き出したり、自分の部屋の壁や家具に不吉な絵や

「苦しい」「誰も信用できない」など書きなぐったり、

情緒不安定な状態が続き

そうなると、さらに薬が増やされ…という、ゴールの見えない

日々に苦しんでいる時でした。




そんなさなか

娘には内緒で、娘の学校で行われる「ビジネスパーク」に申し込みました。

娘は怒るだろうか? 恥ずかしがるだろうか?

何か、将来への力になれないかと。



学校で希望調査が行われる前に

「ママがデザインの授業をする」ということを伝えました。

娘は「え?ほんと!私受ける!」と喜んでくれました。



おかげさまで、私のクラスは人気があり、希望者の半分は

受けられなかったようなのですが、担任の先生の計らいにより

娘は第一希望の私のクラスを受講しました。


…………………


あの時、私は初めて教壇に立つことにかなり緊張していましたが

後から聞くと、娘のがもっと緊張していました。

「ママは大丈夫だろうか?」

「クラスのみんなに受け入れられるだろうか?」

「授業は盛り上がるだろうか?」

「失敗しないだろうか?」



普段、私が心配するようなことを

娘が逆に心配していました。



授業は大成功でした。

クラスは笑いに包まれ、皆が積極的に参加し、手をあげ

娘も楽しそうでした。



少なからず娘に、私の一生懸命な姿を見せることができ

何か感じてもらえたんじゃないかなと思っています。



振り返るとビジネスパークは、娘と私の関係が

良い方向へと動き出すきっかけの一つだったと思っています。



…………………



説明会を受けながら、そんな当時のことを思い出し

ちょっとウルウルした夜でしたkaeru




     



  


Posted by yuki  at 06:00Comments(0)ちょっとした。