2017年06月09日
執着を手放すと見えてくるもの。
昨日、とあるところで「執着を手放す」
という言葉を耳にしました。
「執着」とは…人や状況や物にしがみついて離れられないこと。
そしてその背景には「恐れ」がある。
人は、人や状況や物が「必要」だと思い込み
「これがないと生きていけない」くらいに思い、手放すことに恐怖すら感じる。
私自身、3年前の「車」がその一つで
「自転車生活にする」というのは、やってみるまでは
とてもとても不安で、考えられないことでした。

私は車が大好きで、高校時代にバイトして貯めたお金で
初めての車(キャロル)を買い、就職して、手取り15万円の安月給で
新車のMPVを買った時には
毎週末、自分で洗車をしていました。
憧れのチェロキーやカングーにも乗ったし
どこに行くにも車、自転車生活になる前の数年は
年間3万キロも走っていました。
そんな私が、車を手放すのにはとても勇気がいりました。
「逃げ道」として、もし無理だったら、その時に買えばいいと決めて。
ところが、「執着」を手放すと そこにあるのは
「苦労」や「悲しさ」ではなく
「あたらしい世界」でした。
よく「大変」とか「辛い」でしょうと言われますが
そこには「楽しさ」と、新しい「発見」がありました。
「できない」理由を探せば、いくらでも見つかりますが
「できる」方法も、探せばいくらでも見つかります。
見渡すと、世の中には便利なものがいっぱい。
それって本当に必要?
