2017年04月19日

「一日一生」

   

とてもタイムリーな本に出会いました。



天台宗大阿闍梨(だいあじゃり) 酒井雄哉(ゆうさい)著 「一日一生」


この本は、母が最近読んでいた本で

「ユキちゃん、比叡山登ったんだよね。この人知ってる?読むといいよ〜」

と貸してくれました。



この方は、あらゆる経験をして 38歳で比叡山に出会います。

その後、修行を積み重ね 住職になるのですが

「千日回峰行」という荒行を二度 満行します。


「千日回峰行」という厳しい行をした人は

記録に残る400年間で3人しかいないのだそうです。


「千日回峰行」とは、1000日間、約7年かけて 毎日

比叡山中を回峰巡拝する修行法で、1日 30〜40kmも歩くそうです。


行者は、白装束に草履、死出紐(首吊り用)を肩にかけて、短刀を腰につけ

行を挫折したら自害するという覚悟の上で行うのだそう。



タイトルにある「一日一生」というのは

「一日は一生であると思え」ということで

一日一日を大切に生きる、というのはもちろん

もしその日が、とても苦しい日だったとしても

明日になれば、新しい「人生」が始まるのだという考え。

毎日毎日、新しい人生が始まっては終わっていくのだ、

だからクヨクヨとすることはないよ。と言っています。




先日、ヨガの母「ヨグマタ相川圭子」さんの講演会に行ったのですが

彼女のおこなってきた修行も、そして 彼のおこなってきた修行も

通ずるものがあるなぁと 本を読んで感じました。



神は、すぐ近くにおり そして自分の中にいる。

仏は、すぐ近くにおり そして自分の中にいる。





神か仏かの違いで、到達する部分は やはり「愛」であり「感謝」なんですね。



素敵な本に出会いましたkaeru



     
  


Posted by yuki  at 06:00Comments(0)読書。