2017年09月13日
読書「八月十五日に吹く風」

ここ最近、寝る時間を削って読み進めていた本。
松岡圭祐著「八月十五日に吹く風」
終戦2年前の1943年のキスカ島での救出劇。
日本人は死に急ぎ、命を粗末にする野蛮人だという
アメリカ人の先入観を覆す出来事となった。
本を読み進めて
感動して鳥肌が立った経験は、この本が初めてかもしれない。
そのくらい、感動と熱いものがこみ上げて来ました。
人間は「信じる」ことの難しさをあらゆる場面で感じます。
この救出劇でもそうですが、わずかな「情報」を頼りに
きっと助けに来てくれると信じ、玉の入っていない銃を持ち
糧食が尽きても、迎えを信じて隊列を整えて待つ。
五千人もの人が。
「信じる」気持ちを揺るがすのは
他の誰のせいでもなく、自分自身の先入観や思い込み、もしくは
自分自身を信じられないからなんだと思う。
とにかく、この本を読んで
日本人に生まれて良かったと誇りに思いました。
是非、読んでみてください
